元IT会社員のセラピストが実践。仕事の頑張り時に役立つアーユルヴェーダケア

筆者であるわたし、かつてはIT企業で働き、遅い時間まで仕事することも多々ありました。仕事が乗ってくるとやめられない性分なこともあり、かなり生活が不摂生になることも。

ところがあるきっかけでアーユルヴェーダに出会い、その魅力に虜となった結果、とうとう一年前に脱サラ。 現在はアーユルヴェーダセラピストとしてサロンを経営し、お客様の心やお身体のケアをさせていただいています。

セラピストとなってからは、アーユルヴェーダ的な生活を心がけ、自分自身もこれまでと比べ物にならないくらい、規則正しい生活を過ごすようになっていました。

そんな折、仲間のオファーをきっかけにこのWEBマガジン「Ayurveda Everyday!」を立ち上げることになり、サイト構築を担うことになったのですが、、、

もちろんこれは、日頃の仕事と掛け持ちなので、これをきっかけにお客様に提供するサロンワークの質を落とすわけにはいきません!

そこでわたしは一つの決意をしました。

アーユルヴェーダのTips を取り入れながら、健康を乱さず、このWEB マガジンをリリースする ということを。

今日からそんなわたしの、WEB マガジン公開までのリリース日記を、公開していきます。

きっと今、リモートワークの推進により「仕事とプライベートの切り分けが難しくなっている」「コミュニケーションの取り方が変わりストレスに感じている」、なんて方にも、お役に立つ情報をお届けできると思うので、是非読んでみてください!

2020年8月某日(リリースまであと 1 ヶ月)

夫 「さ〜て今日はご飯なに作ろっかな♪    ・・・・?!」

夫「えっ・・・なにしてんの・・・?」

私「昨日22時くらいまでEverydayのミーティング(オンライン)してて・・・・ そこからつい作業しちゃって・・・・ そんでついつい録画してた「有吉の壁」見ちゃって・・・・眠い・・・」

夫「アーユルヴェーダやってる人とは思えんな・・・」

(←最近ちょっと、アーユルヴェーダに詳しくなってきた夫)

私「うっ・・・・」

そうなんです。私、普段はセラピストという仕事柄、体調管理と規則正しい生活ができているのですが、PC系の事務作業が重なると、やめ時が分からなくて・・・

食べるものも適当になったり、夜遅くまで作業してしまう⇨寝つき悪くなる⇨朝起きれなくなるの悪循環になってしまうのです・・・これって、多くの方が陥りやすい状況だと思うのですが、実はこの状態、アーユルヴェーダでは、一言で表現 することができ「ヴァータが乱れた状態」と言います。

ヴァータとは

主に「動き」を司る生命エネルギー。(アーユルヴェーダでは、3つの生命エネルギーがあると考えられています。詳しくはこちら)

正しく働いていると、素早い判断ができたり、好奇心持って活発に動けるが、乱れると心に落ち着きがなくなり、神経質になったり情緒不安定になったりする。ちなみにPCやスマホ画面を見ている時間の長い現代人は、ほとんどがこの状態にあると言ってもいい。

皆さんは、身体に悪いとわかっちゃいるのにやってしまう、みたいなことってありませんか?これも、ヴァータが乱れている人、あるあるだったりします。

そしてこの時も、ダメだとわかってるのについ夜な夜な作業後に録画したテレビ番組を観てしまったのです・・

(サロンに来てくれる人は、仕事や家事育児に追われてる人が多くいるのに・・・。このままではどのツラ下げて健康アドバイスしてるんだ、という状態になってしまう・・・・)

というわけで、この日にわたし、自分に誓いました。

アーユルヴェーダのケアを取り入れて、ヴァータが乱れていない状態で、日々の仕事もWEB マガジンリリースもこなしてみせようと。

そんなわたしのチャレンジ、セキララ公開していきます。

(そもそも余裕を持ったスケジュールでやったらいいのに、と思われそうですが・・・WEBのリリースって、なぜか要件決めてる間はゆったりなのに制作始まるとバタバタになるの、なぜなんですかね・・・)


さて、とりあえずはすでに乱れてしまっているヴァータを落ち着かせたいところ 。そのためにまずわたしがやったことは、プロのアーユルヴェーダセラピストの施術を受けることでした。

実は幸いこの日、自分が受けるためにアーユルヴェーダのトリートメント予約を入れていたのです。

「すでに乱れたこの状態、まずは、プロの手を借りるのが一番じゃ・・・たのもー!!

訪れたのは西荻窪の「暮らしのいろいろ ていねいに、」

ここは、カフェもセラピールームもシェアして営業するスタイルとなっていて、曜日代わりにいろんな方がお店を出している場所。毎週木曜日はヨガの先生でもあり、セラピストのSantania西園さんがアーユルヴェーダサロンを営んでいます。そして彼女もまた、Ayurveda Everyday!編集部の一人。

「アヤコちゃん大丈夫??忙しそうだから心配してたよー!」

今日もまためちゃくちゃ温かく迎えてくれるかずちゃん・・・

ありがとうかずちゃん・・・そうなの、大変なの。(正直)というわけで今日はリセットしに来たよ!

この日は全身アビヤンガ(温めた薬草オイルによるマッサージ)を予約。かずちゃんのじっくり、ゆったりとしたトリートメントで、頭から足の先まで薬草オイルをふんだんに塗り込んでもらい、うっとり天国気分・・・。プロによるアーユルヴェーダトリートメントは、マッサージが気持ちいいのはもちろん、セルフケアでは塗り込めない量のオイルを塗り込んでもらえるのも魅力です。

アーユルヴェーダのトリートメントは天然の薬草オイルをふんだんに使うことが特徴。
温かいオイルに包まれると、とろける心地に・・・

実はこの、オイルをたっぷり身体に染み込ませるというのは、ヴァータが乱れた状態の人に行う王道のトリートメント。(インドやスリランカでは、治療の一貫としても行われるくらいです。)忙しくて乱れた心や身体が、オイルのしっとりさや重さで、心地よくグラウンディングしていきます。

そしてアビヤンガの後はスウェダナ(発汗)をするのがアーユルヴェーダのルール。アビヤンガ後に身体を温めることによって、塗り込んだオイルが全身を巡ります。この日もたっぷりのオイルに満たされて、しっかり発汗もできて、気分はスッキリ。

トリートメント後には、手作りローズコーディアルのドリンク(レシピはこちら)もいただきました。(ローズはクールダウン効果があるので発汗の後にもぴったり!)まさにいたれりつくせり、至福の時間・・・。

ヴァータも落ち着き、すっかり整った私

「ありがとうかずちゃん!生き返ったぜ!!」

私の場合、アーユルヴェーダのオイルトリートメントを受けた後は、疲れがスッと取れて身体が軽くなることはもちろん、心が満ち足りる感覚があります。風が吹くだけで「あっ、なんかいい風・・・」と感じたり、道端に咲いてる花が綺麗だなーとか。些細なことで幸福を感じれるようになったりなんかして・・・。本当なんです。怪しまないでください。

そしてこのところ、寝つきが悪い日が続いていたのに(不眠も、ヴァータが乱れている人の特徴的な症状)、この日は22時半にぐっすり寝て、次の日も朝6時に起きられました!

さてこれで乱れたヴァータはリセットできた感じ。大事なのはここからキープすること・・・

果たしてうまくいくのでしょうか?!

次回はセルフケアを中心にご紹介します。

第2回に続く


この記事を書いた人

アーユルヴェーダサロン環のセラピストオーナー。instagramではマンガでアーユルヴェーダを発信している。Evertday!ではUXデザイナー担当。


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