【後編】便秘対策は原因を探るところから!あなたの体質に必要な「腸活」とは?

便秘対策をテーマにお送りしている本記事。前編では [便秘にはどんなタイプがあるのか。タイプ別対策法] をご紹介しました。後編となる今回は [腸の活動をスムーズにするための生活習慣] について取り上げます。

前編の終わりに「トイレを我慢しないこと」「規則正しい生活をすること」、これらは誰にとってもリスクのない「腸活」であり、とても大切と述べました。これらの習慣は腸が正常に働くために欠かせないからです。

むやみに発酵食品やヨーグルトなどをとることばかりが腸活ではありません。外から摂取した菌は半日ほどは機能しますが腸内には定着しないと言われています。腸が心地よく活動できる環境を作ることも、本質的な腸活なのです。

それでは後編の記事では、これらの習慣がなぜ大事なのか具体的な理由をお伝えしていきます。

なぜトイレを我慢してはいけないのか

日常的に排便を我慢してしまうと、便意を感じることができなくなり、便がたまっていても腸のぜん動運動が起こりにくくなっていきます。

我慢をし続けると便意を感じることができなくなる・・と言うことは、裏を返すと便意に意識を向けることも大事と言うことです。朝はなるべくゆっくり時間を作り、排便するための時間を設けましょう。外出先では落ち着かない人も多いと思いますので、自宅のトイレで排泄の時間を取ることはなおさら大事かと思います。

また、アーユルヴェーダでは便だけでなく、排尿を我慢することも便秘につながると言います。体内には、アパーナヴァーユと呼ばれる排泄するためのエネルギーが流れており、このエネルギーは下向きの動きを伴っています。排泄を我慢するとアパーナヴァーユに乱れが生じます。アパーナヴァーユが乱れると、排尿、排便、月経など排泄行為全般に影響が出るとされているのです。日中仕事が忙しく、思うようにトイレにいけない方も多いと思いますが、「トイレを我慢してはいけない」と認識するだけで多少なりとも習慣に変化が現れるかと思いますので、どうかこのことを忘れないようにしてください。

規則正しく生活することの重要性

アーユルヴェーダの考えでは、大腸は身体の臓器の中でも生活リズムの乱れに影響を受けやすい場所と考えられています。現代医学的に言っても、自律神経の乱れが生じると大脳に便意を催す指令が送られず正常な腸のぜん動運動が起こらなくなると見られていますが、自律神経を整えるのには朝起きる時間、寝る時間、ご飯を食べる時間などを固定し、規則正しい生活を送ることが重要です。お仕事の関係で難しい方もいるかもしれませんが、自分の生活の中で自分なりのリズムを作るようにしてください。

腸の蠕動運動を起こすためにおすすめの習慣

腸の蠕動運動を起こすのにおすすめな習慣がもう一つあります。起床後、歯磨き等で口腔内をきれいにしたのち、600mlの水を飲むことです。(筆者である私もこの習慣を取り入れたことで朝に排便できるようになりました!)

アーユルヴェーダでは白湯のイメージがあるかと思いますが、実は朝一は常温の水(または白湯でもぬるめのもの)を飲むことがすすめられています。朝に十分な量の水を飲むことで、活動を休んでいた腸が目覚め、胃結腸反射が起こり腸の蠕動運動が活発になるのです。

(600mlは結構な量なので少しずつ量を増やしていき、慣れるのがすすめです。)

まとめ

前編と後編に渡り便秘対策や腸の動きを正常に保つ秘訣について紹介してきました。最後に、取り上げた内容についてまとめたいと思います。

便秘の方に試して欲しいこと前編と後編のまとめ

  • トイレを我慢しない
  • できるだけ規則正しい生活を送る
  • 朝、排便を意識した時間を作る
  • 朝、口腔内を清潔にしたのち600mlの水を飲む
  • 乾燥性の便秘の方は、良質なオイルを食べ、身体にも塗る。レーズンを10粒よく噛んでとる。大豆、芋、キャベツ、乾いたものは控える
  • 粘着性の便秘の方は、脂っこいものや生もの、ヨーグルトなどの消化に重いものを避け、適度な運動をする。食事には汁気の多い料理と白湯を添えショウガやクミンを取り入れる。

参考になったでしょうか?快適な毎日のために、ぜひできそうなものから取り入れてくださいね。

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この記事を書いた人

東急東横線元住吉駅アーユルヴェーダサロン環のセラピストオーナー。instagramではマンガでアーユルヴェーダを発信しています。

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