アーユルヴェーダエヴリデイ編集部に新メンバーが加わりました!
サロン「Ayurveda salon Hanauta」のオーナーセラピストのNaoさんです。Naoさんは今、ご家族のご都合でサロンを休業され、中国にお住まいです。今回はスリランカのリゾート施設で受けたアーユルヴェーダの体験エッセイを寄稿していただきました。リゾート施設でリトリートで心ゆくまでリラックス・・憧れますよね・・・!スリランカやリトリート型アーユルヴェーダ施設にご興味ある方、Naoさんのエッセイをぜひお楽しみください。
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アーユルヴェーダ初心者の家族とスリランカへ
先日 スリランカのAyurvedaリゾート【 ヘリタンスアーユルヴェーダ マハゲダラ 】で「リジュビネーションプログラム 」というトリートメントを受けてきました。
リジュビネーションとは、「再び若くなる」という意味。このプログラムはアーユルヴェーダの浄化療法 = パンチャカルマ をベースに毒素の排出を促し 免疫力を高め、若返り、健康を取り戻そう ! と言うもの。
こちらの施設では トリートメントは3泊4日〜受けられるとのことですが、よりパーソナライズされたトリートメントを受けるには、1週間以上、そして 本格的なパンチャカルマは一般的な施設と同様に2週間以上の滞在が必要です。
私は過去に1度スリランカでパンチャカルマを受けた経験があったのですが、今回は、一緒に行く家族(夫)が初めてのスリランカ旅行、しかもアーユルヴェーダのトリートメントも私の施術以外で経験がないため、いきなりパンチャカルマはハードルが高いだろう、、ということで、夫婦で1週間のプログラムを受けることにしました。
慣れない海外生活で感じていた不調
そもそもなぜこのプログラムに参加したかというと、放って置いたらこれはよくないな という身体からの悲鳴にも似たサインを感じていたから。
例えば・・・
⚪︎以前からの主訴だった 首〜後頭部にかけてのコリや頭痛が悪化したこと
⚪︎梅雨ごろから耳が詰まったような感覚があり聞こえにくい日がある
⚪︎疲れやすく やる気が著しく落ちていた
⚪︎なんとなく空虚で満たされない感覚
⚪︎食欲はあまりなかった
日本から中国に引っ越してからのこの一年は、実は海外暮らしの波にうまく乗れずにいました。
どこにいてもそれなりに楽しみを見つけられるタイプだと思っていたけれど、好きなことを手放して挑んだ海外生活は思った以上に心を保つのが難しかったのです。
このときの状態をアーユルヴェーダの言葉で表すと 「オージャスが減り、アーマのある状態 」と言った具合でした。
オージャスとアーマ
⚪︎オージャスとは
免疫素とも言われる『 活力の源』
オージャスに満ちていると免疫力や体力が増し病気を寄せつけないと言います。肌や声にはハリがあり、目や髪は輝き自分らしく生き生きとしていて、会うとこちらまで元気にしてくれる と言う人はオージャスの多い人。みなさんの周りにもきっといらっしゃると思います!
⚪︎アーマとは
消化不良によってできた 『毒素』 のこと
食事によるもの以外に、運動不足や寝すぎること ストレスなどで溜め込んだ負の感情によっても毒素はつくられ『メンタルアーマ 』として不調の原因になると言います
では リトリート前の私のオージャスレベルは ? と言うと、
例えるなら 空気が抜けて飛べなくなった風船、または しぼんで動けなくなったアンパンマンのようでした。
以前ならこのようになる前にアーユルヴェーダの智慧の中でできることをしてみたり、サロンへ通ってトリートメントをしていただきますが、もうそんな気も起こらない 状況・・・( 実際にはアーマパーチャナなどはしていましたが )
日本かインド・スリランカで とにかくトリートメントを受けたいと毎日思っていました。
きっと今いるところから逃げたかったんですね。
そんなわけで見かねた家族が『 やっぱりスリランカでアーユルヴェーダじゃない? 』と言ってくれたことで 、家族も巻き込んでリトリートへ行くことに!
( おそらく彼自身も健康が気になるお年頃のため、お互いに良いきっかけだったのかもしれません。 )
次回 vol.2は一週間のトリートメントについて、お届けします
続き(Vol2)はこちら
この記事を書いた人
アーユルヴェーダセラピストNao
自由が丘にてアーユルヴェーダサロン Hanautaを営み、ワークショップやマルシェへの出店も通じてアーユルヴェーダの魅力やセルフケアを伝える
現在は家族と共に中国へ移りセラピスト活動は休業中。自身のInstagramで中国生活の中でのアーユルヴェーダを発信している
「自分自身が体験した不調やその対処法をアーユルヴェーダの目線からお伝えすることで、同じ様に悩む方へ解決のきっかけとなれたら嬉しいです」と語る