【レシピ】グルテンフリーの簡単ヘルシーおやつ【vol.1】ラドゥはしあわせの味!

最近話題のグルテンフリー。実はインドには小麦粉以外の粉を使ったヘルシーなお菓子がたくさんあるのをご存知ですか?しかもおいしいのに、簡単に作れるものも多いのです。今回はインドお菓子の中でも編集部イチオシのおやつ、「ラドゥ」の作り方をspice_beeの中村ちこさんに教えていただきました!


中村ちこさん
ヨガ講師でもあり、スパイス料理、アーユルヴェーダ研究家。ちこさんの魅力については過去の記事「アーユルヴェーダをスキなヒト-FILE.1」をCheck!


特にチャイと一緒にいただくラドゥは絶品です。ヘルシーおやつ=あまりおいしくないというイメージを持っている方、ラドゥを食べたら常識がくつがえるはず!

ラドゥとは?

ラドゥはインドではとてもポピュラーな丸いお団子の郷土菓子です。結婚式やヒンドゥー教の行事といったお祝いの席に出されることも。ベサン粉と呼ばれるひよこ豆の粉で作られることが多く、粉を炒って作るものや一度揚げてからお団子にするものなど、いろいろな作り方があります。

見た目はちょっと泥団子・・?と思うかもしれません。編集者の私もインドで見かけた時最初は手が伸びませんでした。でも一度食べてしまったらやみつきになり、帰国後レシピを調べて自分で作るほど。普段はお菓子作りはしない筆者でも簡単に作ることができ、それもまたラドゥの魅力だなと思います。今ではラドゥの可愛らしい丸みがたまりません!

(ちなみに、映画マダム・イン・ニューヨークではこのラドゥを作るシーンが登場しそれがとっても美味しそうなんです。インド人の専業主婦がニューヨークに行っていろんなことにチャレンジするストーリー。優しく前向きな気持ちになれる素敵な映画なので観たことないかたおすすめです♪)

ラドゥはアーユルヴェーダで最良の油と言われるギーを使って作られる点もヘルシーなポイントです。ギーは消化に負担がなく、薬として用いられるほど重宝されているオイル。身体だけでなく精神にも良いとされているので、普段のおやつをラドゥに置き換えれるだけで、心も落ち着いたり、ハッピーになるかもしれませんね。

粉はベサン粉が使われることが多いですが、きなこなどその他の豆の粉でも作ることができます。アーユルヴェーダの治療院などでは、豆の中で最良で有益とされるムング豆で作られることも。

写真はアーユルヴェーダのパンチャカルマ病院でドクターからムングラドゥの作り方を教わっている様子

ムング豆は豆類でありながらガスを発生させず消化に軽いので理想的ですが、日本ではムング豆の粉を入手するのはなかなか難しいので、手軽に入手できるものとしてきなこがおすすめです。

ちこさん直伝!きなこのラドゥ

【材料】

  • ギー50g-60g
  • きな粉100g
  • 粉砂糖100g
  • カルダモンパウダー 1/2 tsp 小さじ1/2(optionオプション)

【作り方】

  1. 鍋を火にかけてギーを加える。ギーが溶けたらきな粉を混ぜて焦がさないように炒める。
  2. ギーが滲むようになったら火から下ろしてボウルにとって冷ます。
  3. 十分にクールダウンしたら粉砂糖とカルダモンパウダー(オプション)を加えて全体を混ぜる。
  4. お団子のように丸めて成形する。

    【ポイント】
    ○炒めあがると写真のようにギーが滲んでドロっとした感じになります。(下の写真参照)使用するきな粉の質によって必要なギーの量を加減してください。
    ○粉砂糖を混ぜる前には十分冷やして下さい。熱いままだと砂糖が溶けて成形できません。

ラドゥを食べてみたい!という方に

3月26日(土)〜3月28日(月)北鎌倉 東慶寺で行われるアーユルヴェーダ博物館で、ちこさんの手作りラドゥを購入することができます!博物館では、ラギ粉のラドゥと、日本ではなかなか食べることができないムング豆のラドゥが販売されます。

※個数限定、なくなり次第終了となります。

その他にもアーユルヴェーダ博物館は貴重なアーユルヴェーダの資料や薬草なども展示される、見逃せないイベントとなっています。ぜひ足をお運びください。

アーユルヴェーダ博物館についてはこちら

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