【インタビュー連載.001】アーユルヴェーダをスキなヒト-FILE.1-1 中村チコさん

Ayurveda Everyday! では、”ヒトとヒトとの繋がり”、そして、アーユルヴェーダと”ヒト”との、その人らしい付き合い方を大切にしたいと考えています。
インタビュー連載、《アーユルヴェーダをスキなヒト》では、身近なあのヒトのアーユルヴェーダのある暮らしに焦点を当て、暮らしや生き方のヒントを探ります。
あなたに必要な、アーユルヴェーダのエッセンスが見つかりますように・・
そんな想いを込めてお届けします。

第一回目の《アーユルヴェーダをスキなヒト》に登場してくださるのは、都内にお住いの中村チコさん

チコさんは、ヨギーニでらっしゃると同時に、主婦業の傍ら、スパイス料理を伝えたり、ここ数年では、インドに足を運びながら、インド人ドクター直伝のアーユルヴェーダ料理のレシピブック出版に携わるといった活動もされています。

チコさんのスパイス料理やアーユルヴェーダとの出会いは、ヨガからだったそうですが、「師の背中を追っていたら、いつの間にかアーユルヴェーダの世界にどんどん惹きこまれていたのよ」と明るく笑うチコさんのアーユルヴェーダライフを覗き見してみましょう。

まずは、アーユルヴェーダとの出会いについて教えてくださいますか?

初めはヨガがきっかけでした。

2000年頃からジムで、ヨガのクラスを受けるようになったんです。当時は、ストレッチとかエクササイズの感覚だったのですが、2007年頃、ふと思い立ってヨガ専門のスタジオに足を運んでみました。

そこで、「アーユルヴェーダ」という言葉を知ったように記憶しています。

ただその頃はアーユルヴェーダにさほど興味があったわけではなく、ヨガの歴史を学ぶ中で、こんなに脈々と続く叡智を継承してきているインド人って、「毎日どんなもの食べているのかしら・・?」と思うようになって。それで、ヨガをもっと深めたくてティーチャートレーニングを受けたり、都内でカレーを食べ歩くようになったりなんかして、少しずつインドの文化に触れる機会が増えていったように思います。

それからしばらく経って、2012年、この年は私にとっては転機になる年だったように感じているのですが、今も私自身が料理の師としているスパイス料理研究家の香取薫先生や、インド人医師のDR.プラバとの出会いがありました。

そこから一気にアーユルヴェーダへの道が開かれていった?

どちらかというとスパイス料理が先だったかもしれません。

まず、香取先生の三鷹にあるキッチンスタジオペイズリーでは、ビギナーズコースと、アーユルヴェーダクッキング講座を受講したんです。

こちらのビギナーズコースではスパイスの基本的な使い方や、チャパティやサモサといった基礎のお料理を習うんですが、それだけだと身体のために何を食べるといいか、ということはあまりわからない。

なので、アーユルヴェーダコースでは体質別に食べるべきものや調理の仕方、使うスパイスまでもが違うんだということを学ぶのですが、この頃はインドの食文化全体への興味が増していたので、どちらかというとアーユルヴェーダそのものより、スパイスを使った料理全般をもっと深めたいという思いの方が強かったです。

”チコさんの日々の食卓1 右下に見えるのは、美味しく焼くには実はコツがいる!といわれているインドの主食的存在、『チャパティ』”

インド料理やスパイス料理の魅力、日本の食文化との違いはどんなところですか?

「食材の思いがけない組み合わせ」ですね。

印象に残っているのは、ヨーグルトライス。これはご飯にヨーグルトをかけて頂くんですが、これインドではすごくポピュラーなご飯の食べ方なんですよ。ただちょっと日本人の感覚ではわからない・・・で、正直初めは変な味だな・・と思いながら口にしていたんですけど、なぜかじわじわ美味しいな〜って思ってくる。そんなことが多々ありました。

食材×食材もそうだし、食材×スパイス、スパイス×スパイスの「思いがけない組み合わせ」が、予想を超えてくる美味しさを引き出してくれて、だんだん探究心が湧いてきて、結果的に2015年の頃には料理教室の中でもインストラクターコースまで通うようになっていたんです。それに、スパイスと和食の相性なんかも意外と良くて、スパイスを使ったきんぴらや、肉じゃがなんかも家族には好評で、日々の食卓に取り入れやすいのも嬉しかったですね。

アーユルヴェーダではスパイスをレメディ(薬)のように使うこともありますが、スパイス料理と、アーユルヴェーダの料理というのは同じなんですか?

例えば、消化に重い揚げ物の衣にアジョワンという消化促進の効果があるスパイスを加えて、薬のような効果を狙うのは家庭のスパイス料理でもします。家族の体調によってクミンや黒胡椒をレメディのように使うこともインドの家庭ではとても一般的なんですよ。

ただし、レストランで食べるインド料理は美味しさを追求しますので、例えばカレーなんかでもヨーグルトを使ってコクを出したりしますが、アーユルヴェーダでは食材によって食べるタイミングや決まった食べ方がありますので、前述のヨーグルトライスなんかは、アーユルヴェーダ病院の食事としてはドクターの指示なしで食べることはありません。

”チコさんの日々の食卓2 この日は、インドのお祝いのプレートを。州ごとに食も含めた文化が大きく違うインドでは、食べているものも、生活様式も様々なスタイルがあるんだとか ”

同じインドといっても、食文化や食生活は様々なんですね!最近ではスパイスのお料理や、アーユルヴェーダの食事を勉強したい方も増えていますが、おすすめの方法はありますか?

わたしも、料理教室に通って食べ歩きなどをしていた頃は、それほどアーユルヴェーディックな食生活はしてません。いろいろなものを食べたり作ったり、とにかく新しい味覚を勉強することを大切にしていました。

最近はインド食文化を感じられるレストランがたくさんできていますから、まずは足を運んでいただいて、それで自分も作ってみたい!と思ったら、いろいろなお料理教室がありますから、そこで勉強したり、あとはやはりアーユルヴェーダの理論の中でも「消化力」を学ぶことはアーユルヴェーダの料理には欠かせないことなので、少しずつアーユルヴェーダの学びも深めていくと楽しいんじゃないかなと思います。

「消化力」!ここでアーユルヴェーダの重要なキーワードが出てきましたね。では次回は、「消化力」についてのお話もお聞きしながら、チコさんのアーユルヴェーダ料理の話もさらに教えてもらいたいと思います。

チコさん、次回もよろしくお願いします!

はい!消化力は、万人の健康に深く関わる話ですから、次回ちょっと掘り下げて話しましょうね。

いかがでしたか?インド料理といってもジャンルは様々。広大なインドは州が変われば全く食べているものが違うと言われるほど、多彩な食文化を持っています。最後に、チコさんから教えてもらった、インドの食文化を楽しめるレストランや、アーユルヴェーダ料理を勉強できる学び舎をご紹介して第一話を終わりにしたいと思います!
”アーユルヴェーダをスキな人” 中村チコさんの第二話もお楽しみに♪

アーユルヴェーダ料理を学ぶなら・・(東京都)

インド料理教室 キッチンスタジオペイズリー (アーユルヴェーダコースはこちら

インドの食文化を体験するなら・・(東京都)

カルパシ(経堂)

サンバレーホテル(三軒茶屋)

プリヤマハル東京(笹塚)

<<チコさん’s VOICE>>

「カルパシはメニューが週替わりでテーマ毎にインド各地の味が楽しめ、サンバレーホテルは店主の方がカッコいいと思う現地の味、雰囲気をそのままに再現しているのが魅力。どちらも予約が必要ですが、マニアックな味を試してみたいならば是非。

プリヤマハルさんは要予約の月替りディナーがこれも普通のお店で出てこないメニューがピックアップされてて楽しいのと、マハラシュトラ州料理が都内で楽しめる数少ないお店です。手食すると割引してくれる面白い企画もありますよ!」

チコさんの、インスタグラムはこちら

”プリヤマハル東京のランチ”

この記事を書いた人

mariko

Mariko

13年の会社員生活を経て、アーユルヴェーダセラピストへ。現在は東京都内で、プライベートサロンを営む。

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