秋本番を迎えたら。心身を温め、潤すリラックスケアを。


暑さを引きずる季節が過ぎ、秋が深まってくる頃。

寒がりの私はちょっと身構えてしまいます。肩に力が入りやすくなって、コリや痛みを感じやすくなったり、手足の冷えも気になってきます。

みなさんはいかがですか?

初秋の頃の体の火照りや熱がこもるような感覚も少しずつ落ち着いてきて、空気はだんだんと冷たく乾燥し、冷たい風が四方に行ったり来たり動きを強めます。

自然界の季節の移ろいとともに、私たちの心身も同じように変化していくのですね。

そんな動きや冷え、乾燥をもたらす風と空のエネルギーを、アーユルヴェーダでは“ヴァ―タ”といいますが、これから訪れる晩秋の頃は、“ヴァ―タ”が増えてくる季節。


もしかしたらこの頃、動きやすい季節と感じる方も多いのではないかなと思いますが、自然界でも動きのエネルギーが多くなる季節は私たちのフットワークも軽くなりますね。好奇心に溢れ、新しいことにチャレンジしたくなるような季節でもあるかもしれません。この季節に運動会や遠足が多いのも、自然の摂理にかなっているなあと思います。

秋の深まりに合わせて、ケアをしましょう。

動きやすくなってきたかと思いつつ、同時に冷えや乾燥を感じ始める頃。

じわじわと寒さがやってきて、お肌のかさつきが気になったり、手足や腰まわりの冷えが気になりだしたり。おなかにガスが溜まりやすくなったりもします。そわそわと落ち着かない心や、何となく不安感を感じることもあるかもしれません。

このような状態は、アーユルヴェーダでは‟《”ヴァ―タ”が増えている》時に起こると考えます。

第一話を読んでいただいたみなさんなら、こんな時にどうしてあげたらよいのか、もうご存知かもしれませんね。

わたしたちの周りに、冷たさや乾燥の質が増えてきたのだから、やはりまず、シンプルに、反対の質を考えてみましょう。

つまり、温め、潤すこと、油分を与えることです。

自分でできる毎日のオイルケア

例えば、温かいオイルを使って体を潤してみましょう。
浄化、滋養として朝に、また夜寝る前に部分的にオイルケア行うのもこの季節にはとてもおすすめです。

■セルフアビヤンガ(オイルマッサージ)■

・セサミオイル(キュアリングしたものが望ましい)
・お湯を入れた器
※キュアリングとは・・
より温性を高め、浸透しやすくするために行います。小鍋にセサミオイルを入れ、火にかけ(もしくは湯煎)温度計で確認しながら90度まで温めて火を止めます。冷ましてボトルに入れて使いましょう。

オイルマッサージの仕方はとても簡単です。

セサミオイルを小瓶か小さな深皿に入れて、その容器が入るような少し大きめの器にお湯を張り、湯煎であたためながら行います。
温めたセサミオイルを体にやさしく塗り込んでいきます。

手の温もり、触れている感覚を大事に、自分自身をやさしくいたわりながらゆっくりと。順番やマッサージの仕方はあまり気にしなくても大丈夫。ご自分の気持ちよさを重視ししてみてください。必ず暖かいお部屋でおこなうことがポイントです。

塗り終わったら暖かくして少し時間を置きましょう。私はこの時間にマッサージ代わりにゆったりと動くヨガをするのが好きです。いつもより少し重たい心地よさを感じます。
そのあとシャワーやお風呂で温めながら流してくださいね。時間がなければホットタオルで拭き取るのでも大丈夫です。

毎日はできなくても例えば週に1回でも、スペシャルデーとして、全身のオイルケアをする日を作ってみたり、アーユルヴェーダサロンで全身くまなくオイルにまみれるのは本当に至福の時間です。
普段の日には無理をせず、頭、耳、足の裏の3点マッサージをおすすめします。

程よく楽に、少しずつ!が、暮らしに寄り添うようなアーユルヴェーダのポイントかなと思います。

日常に簡単に取り入れてみたい、深まる秋のアーユルヴェーダtips

温めて、潤すこと、良質な油分を入れること。こんなふうにシンプルに考えてみると、いろいろ浮かんできませんか?

例えば、毎日の食事をそんなテーマでいただいてみるのもよいですね。(油分は適量を。)
また、飲み物は温かいものを。生姜やシナモンなどの温めスパイスを取り入れるのもおすすめです。

一人暮らしや忙しい方など、普段は湯船につからない方も、ゆっくりとお風呂につかることだけでも心身ともに温まる時間になるでしょう。

ホットミルクにギーやスパイスを入れて就寝前に飲んでみるのも、乾燥からくる便秘や、ゆっくり眠りたいときにはぜひ試していただきたいアーユルヴェーダレシピです。忙しかった1日のリセットに、ほっと一息ついてみてください。

毎日の暮らしをそんな視点で見つめてみると、気楽に取り入れられることがたくさんあるかもしれませんね。

第一話、第二話とシリーズでお伝えしてきましたが、アーユルヴェーダの簡単ケア、少しでも興味を持っていただけていたら嬉しいです。

同じ秋のケアでも、暑さのケアもあれば冷えや乾燥のケアもあります。もちろん、人それぞれ感じ方も違います。季節や、住んでいる場所、そしてご自分の体と心をよく観察しながら。自分自身も自然界の一部だと、受け入れてみることが大事なことなんじゃないかなと思います。そしてそんなことが、毎日を快適に、心地よく過ごすヒントになるなあと感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

こんなに素晴らしいアーユルヴェーダがもっと私たちの日々の中に広がったら良いなあと。もしよかったらできることからちょっとずつ、毎日にとりいれてみてくださいね。

この記事を書いた人
Ayurveda&Yoga Santania (サンタニア)主宰。
東京、西荻窪・吉祥寺を中心に、サロンを持たずにフリーでアーユルヴェーダセラピーやヨガレッスンをしています。キャンプや自然の中でのんびりすることが何より好き。








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