季節はずれのあたたかい秋から、ようやくいつもの冬がやってきましたね。乾いた空気に冷たい風、室内外で感じる寒暖差などから体調も揺るぎやすい季節ですが いかがお過ごしでしょうか。
今日は この季節に多い 「 喉の風邪 」に合わせたセルフケアのご紹介です。
『 年内にあと1回 扁桃炎になったらとりましょう 』
と言われるほど 喉の不調を繰り返してきた筆者が
この数年は大きな喉の不調もなく過ごせているのはアーユルヴェーダのおかげ!と思っています。
アーユルヴェーダではお馴染みのうがいの方法や
痛みを感じたときに すぐできる簡単ケアがたくさんあります。
是非 日々のケアとしてお役立てください。
写真は左上から 時計まわりに
⚫ターメリック & 天然塩
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ハーブのうがい薬 ( 1:1で混ぜたもの
痛みを感じたりイガイガし始めたら
ぬるま湯に溶かして うがいする
⚫オイルうがい用の太白ごま油
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歯磨き&舌磨きの後に口にオイルを含み
ゆっくりと口の中で左右に転がし 最後にお湯で口をすすぐ
⚫ターメリック & 非加熱はちみつ
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喉の違和感やイガイガするときに舐めると鎮まる
( 発熱時はNG )
⚫ギー
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食事や飲み物と一緒に摂り
内側から炎症を抑え うるおいを補給する
⚫甘草 ( リコリス ) : ヴァータ / ピッタ鎮静
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単独では飲みづらいのでお茶と一緒に煮出す
サマハンや のど飴にも含まれる成分ですが
禁忌もある為 短期間ごく少量を 喉の痛みに◎
( 高血圧や腎,心疾患、妊婦さんは避けた方がよい )
⚫トゥルシーティー : ヴァータ / カパ 鎮静
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冷えや乾燥、疲れからくる喉の不調
乾いた咳のときに ( 炎症や熱を感じる際は控える )
喉の炎症はアーユルヴェーダでいう 「 ピッタ性の不調 」といわれます。食事では辛味・酸味・塩味や刺激物を避け、温度の高すぎる白湯なども気をつけると良いです。
また、発熱を伴う場合には アーマ = 未消化物 ( 毒素 ) が原因ともいわれます。アーマがある場合には まずはアーマパーチャナといわれるアーマを消化させる方法、例えば「 白湯に生姜を入れて飲み、よく休息する 」というような方法も有効です。
2024年も残りわずかとなりました。
一年の締めくくりを元気に過ごせますように
@ayurveda_hanauta
この記事を書いた人
アーユルヴェーダセラピストNao
自由が丘にてアーユルヴェーダサロン Hanautaを営み、ワークショップやマルシェへの出店も通じてアーユルヴェーダの魅力やセルフケアを伝える
現在は家族と共に中国へ移りセラピスト活動は休業中。自身のInstagramで中国生活の中でのアーユルヴェーダを発信している
「自分自身が体験した不調やその対処法をアーユルヴェーダの目線からお伝えすることで、同じ様に悩む方へ解決のきっかけとなれたら嬉しいです」と語る